#: locale=zh ## 虚拟漫游 ### 说明 ### 标题 tour.name = 6th神山成果展 ## 媒体 ### 标题 album_B1DB4925_AA3A_B09C_41DE_3BA7807FE238.label = Photo Album 実穂子 album_B1DB4925_AA3A_B09C_41DE_3BA7807FE238_0.label = 実穂子 album_B21AF34C_AA3E_B0AC_41D8_60859A841F03.label = Photo Album 野中美里 album_B21AF34C_AA3E_B0AC_41D8_60859A841F03_0.label = 野中美里 album_B313A1CA_AA7A_B394_41D6_C1A89D564BD0.label = Photo Album 山田真実 album_B313A1CA_AA7A_B394_41D6_C1A89D564BD0_0.label = 山田真実 album_B8358429_AA66_5094_4185_B2B6222E4480.label = Photo Album 江原 梨沙子 album_B8358429_AA66_5094_4185_B2B6222E4480_0.label = 江原 梨沙子 album_B8527EF7_A9FA_517C_418D_F7EDB5885558.label = Photo Album ㈯鯉昇り_國府田姫菜 - コピー album_B8527EF7_A9FA_517C_418D_F7EDB5885558_0.label = ㈯鯉昇り_國府田姫菜 - コピー album_B86F1ADB_AA6B_D1B4_4193_96D3DC80BC2A.label = Photo Album 近本祐紀子 album_B86F1ADB_AA6B_D1B4_4193_96D3DC80BC2A_0.label = 近本祐紀子 album_B873038F_AA66_57AC_41E2_E949F8C1BE33.label = Photo Album 佐藤令奈 album_B873038F_AA66_57AC_41E2_E949F8C1BE33_0.label = 佐藤令奈 album_B8919079_AA6E_7174_41CD_F4ACD3CAF506.label = Photo Album 木村萌 album_B8919079_AA6E_7174_41CD_F4ACD3CAF506_0.label = 木村萌 album_B8B79DEC_A9E6_536C_41C7_E27E92742FAB.label = Photo Album ㈫盆の外庭_片野莉乃 - コピー album_B8B79DEC_A9E6_536C_41C7_E27E92742FAB_0.label = ㈫盆の外庭_片野莉乃 - コピー album_B8EE846A_A9EB_D094_41DF_9FD2027337D4.label = Photo Album ㈲あまねきとき_春田紗良 - コピー album_B8EE846A_A9EB_D094_41DF_9FD2027337D4_0.label = ㈲あまねきとき_春田紗良 - コピー album_B8F3CBED_AA6B_D76C_41E1_39B139187BAA.label = Photo Album 舒 顔 album_B8F3CBED_AA6B_D76C_41E1_39B139187BAA_0.label = 舒 顔 album_B94F5757_AA7A_B0BC_41DA_DF437F85250F.label = Photo Album 菊地貴子 album_B94F5757_AA7A_B0BC_41DA_DF437F85250F_0.label = 菊地貴子 album_B9A14202_AA7E_5094_41E3_D1A79BDBFB30.label = Photo Album 木内あかり album_B9A14202_AA7E_5094_41E3_D1A79BDBFB30_0.label = 木内あかり album_B9C0CBE4_AA7A_779C_41B8_ECC21EB18996.label = Photo Album 吉積惟代 album_B9C0CBE4_AA7A_779C_41B8_ECC21EB18996_0.label = 吉積惟代 album_B9FFE4A7_A9E6_F19C_41BA_DE7B148C3E73.label = Photo Album ㉃さようなら_橋和麻 - コピー album_B9FFE4A7_A9E6_F19C_41BA_DE7B148C3E73_0.label = ㉃さようなら_橋和麻 - コピー album_BB445F6E_AA66_6F6C_41E4_246C14CBEE99.label = Photo Album 赤澤慶二郎 album_BB445F6E_AA66_6F6C_41E4_246C14CBEE99_0.label = 赤澤慶二郎 album_BC2C3EE3_AA7A_F194_41E2_19D7B83363B8.label = Photo Album 菊池 美咲 album_BC2C3EE3_AA7A_F194_41E2_19D7B83363B8_0.label = 菊池 美咲 album_BC9037AC_AA2A_FFEC_41DD_0D0228A6BC8B.label = Photo Album 村上 亜希.jpg album_BC9037AC_AA2A_FFEC_41DD_0D0228A6BC8B_0.label = 村上 亜希.jpg album_BCF02287_AA5A_B19C_41C2_752ABA3F3C24.label = Photo Album 長谷川 雅子 album_BCF02287_AA5A_B19C_41C2_752ABA3F3C24_0.label = 長谷川 雅子 album_BD6642BC_AA7F_B1EC_41D9_40BCC554539B.label = Photo Album 楊喩淇_ヨウユキ album_BD6642BC_AA7F_B1EC_41D9_40BCC554539B_0.label = 楊喩淇_ヨウユキ album_BE339A4A_AA6E_D094_4191_428BDB184BB3.label = Photo Album 小林明日香 album_BE339A4A_AA6E_D094_4191_428BDB184BB3_0.label = 小林明日香 album_BE50DCA4_AA6A_F19C_41D7_CD1896FC3FE3.label = Photo Album 戸田伸英 album_BE50DCA4_AA6A_F19C_41D7_CD1896FC3FE3_0.label = 戸田伸英 album_BE631AE9_AA6A_D194_41E3_3D805A96A609.label = Photo Album 中田日菜子 album_BE631AE9_AA6A_D194_41E3_3D805A96A609_0.label = 中田日菜子 album_BEFB9D33_AA6F_D0F4_4196_5377AE2435DD.label = Photo Album 石川 総一郎 album_BEFB9D33_AA6F_D0F4_4196_5377AE2435DD_0.label = 石川 総一郎 album_BFAF017F_AA66_B36C_41D3_8A31B854BDC7.label = Photo Album 橋本充智 album_BFAF017F_AA66_B36C_41D3_8A31B854BDC7_0.label = 橋本充智 panorama_B96ADE12_A427_948E_419C_1ED3F8F5621E.label = 11 panorama_B96AE37F_A427_7376_41DF_48D205979C5C.label = 10 panorama_B96B28EC_A426_9D9A_41B7_430BD3183DCA.label = 6 panorama_B96B82D4_A425_AD8A_41E1_A66CB74123E7.label = 3 panorama_B96BEE1A_A425_94BE_41C4_1F7E0FC83AC7.label = 4 panorama_B96C6726_A425_F496_41D9_E136FC272D57.label = 2 panorama_B96C873D_A426_B4FA_41BD_3DF957802D2E.label = 16 panorama_B96C938C_A426_939A_41D5_D56D7AB04753.label = 7 panorama_B96C9E2E_A426_F496_41AC_C79CBDC07B07.label = 8 panorama_B96CC82A_A42A_9C9E_41A5_5B1B27E91537.label = 28 panorama_B96CD89E_A426_BDB6_41C7_B4F639E93461.label = 9 panorama_B96D0A53_A42B_FC8E_41DC_5862D795325A.label = 桌子-3 panorama_B96D1279_A42B_6D7A_41D1_7EEE6E4D604A.label = 桌子-1 panorama_B96D5DEE_A426_9796_41D6_D71D9B5881B3.label = 18 panorama_B96D68E4_A426_9D8A_41E1_EFAB02DC909A.label = 19 panorama_B96D933B_A426_ECFE_4184_54DCBB633622.label = 17 panorama_B96DA71C_A42B_B4BA_41E1_62ECB71F5209.label = 第一空间中间 panorama_B96DAB70_A427_7C8A_41B5_A087E389C626.label = 15 panorama_B96DD028_A427_AC9A_41D8_923A5B8114A5.label = 14 panorama_B96DE4E3_A427_958E_41A1_78E30B5DEAA0.label = 13 panorama_B96DF9FD_A427_9F7A_41DE_20194BA8D7E1.label = 12 panorama_B96E9E6E_A425_F496_41DE_B9B10666DEE2.label = 22 panorama_B96EB0D0_A425_AD8A_41D9_9C3A6A9B96C1.label = 21-桌子-4 panorama_B96EBCF9_A425_B57A_41E0_E325AB27D960.label = 23 panorama_B96ECDAD_A42B_B795_41CD_17896835F461.label = 桌子-2 panorama_B96F46F9_A42A_B57A_41AF_059894B9FF49.label = 25 panorama_B96F4BA5_A425_738A_41E0_1DE2EA5CF408.label = 24 panorama_B96F9202_A42A_EC8E_41DD_25968F443E4F.label = 26 panorama_B96FED36_A42A_94F6_41A6_B8CC2BDA561B.label = 27 panorama_B97126C4_A425_958A_41C7_32B08541406B.label = 1 panorama_B9734470_A425_948A_41E2_1C0FC778E3F6.label = 20 panorama_BAD53D2E_A41A_B496_41AA_3D79B0DAAA03.label = 5 ## 弹出窗口 ### 内容 htmlText_8EE4C144_AE2A_509C_41D1_176B8B49A119.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_8EECA9D5_AE2A_B3BC_41B0_0BB17E6915E2.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_8F2A584B_AE29_B094_41D4_9E8233A02B6C.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_8F4A0244_AE2B_D09C_41A7_E6CA83029F37.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B0106617_AA2E_F0BC_41E4_850DC90DDE44.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B010A61A_AA2E_F0B4_41E0_22B0396752C6.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B0170615_AA2E_F0BC_41E0_6A920D19EF5B.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B01AF4E0_AA3A_7194_41E4_FDB64C1BE5BC.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B02C340F_AA5A_50AC_41A8_7B19E8F7DB24.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B02CF411_AA5A_50B4_41DB_2E63092DFDC0.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B02D540C_AA5A_50AC_41DF_240938AF7098.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B06053BA_AA3A_D7F4_41E4_ECF3E6109855.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B060C3B5_AA3A_D7FC_41E3_EE90879C97BA.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B060E3BD_AA3A_D7EC_41E2_C08DD2575955.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B06103C3_AA3A_D794_41E0_8D57A24C005B.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B06163B7_AA3A_D7FC_41D7_1B1945E3CDC1.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B06173BF_AA3A_D7EC_41E3_0B84EDBE4CB5.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B06333B0_AA3A_D7F4_41D9_CDCEB4F59CBE.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B063B3B3_AA3A_D7F4_41DF_D39709F6041F.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B07CE3D0_AA3A_D7B4_41E2_404F36A248C9.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B07E43C1_AA3A_D794_41E2_91B1491A440B.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B07E43C6_AA3A_D79C_41B3_ABC744FF9B8C.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B07E83C8_AA3A_D794_41C0_28164B273CAB.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B07E93CC_AA3A_D7AC_416A_1AE76D63B26F.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B07FA3CE_AA3A_D7AC_41E0_506AD9F58021.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B07FE3CA_AA3A_D794_41C6_68605D67DDB2.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B08B42E5_AA29_D19C_41CB_DEB3361268BE.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B09E37BD_AA39_DFEC_41D2_60BC28F505C4.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B09EB7BB_AA39_DFF4_41E2_BD194FD9C2BE.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B09F47B9_AA39_DFF4_41D5_CA2C0FBA8514.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B0A8A35B_AA29_F0B4_41B5_CC919D1A30F3.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B0B05AE5_AA26_519C_41BB_4AD17E82B07B.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B0B0DAE7_AA26_519C_41C1_A24BCC550ACF.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B0B15AEA_AA26_5194_41D7_FD1AC9E249C1.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B0B4E36A_AA29_F094_41DF_3D7830C6CE64.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B0B540DC_AA2A_B1AC_41D3_45072F2EC352.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B0B5B368_AA29_F094_418C_CD7E1A0837D2.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B0B5B36C_AA29_F76C_41CA_BC4B5BE6C3A0.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B0B5C0DF_AA2A_B1AC_41E2_7A8A3D63D643.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B0B67362_AA29_F094_41C4_C06B68A1AB38.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B0B67366_AA29_F09C_41D7_C415D1AFE9E5.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B0B6F0D9_AA2A_B1B4_41C0_BFB944E49052.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B0B70360_AA29_F094_41DC_7F437516A033.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B0B70364_AA29_F09C_41D4_BB76D7B19BAE.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B0B7F35D_AA29_F0AC_41E5_25330E187C4A.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B0E333F5_AA2E_577C_41DA_CC02D6BF2C90.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B0EC63FA_AA2E_5774_41D6_D219E95A5580.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B0ECE3F7_AA2E_577C_41D7_1303865C1161.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B0F03B89_AA2A_7794_41E0_4FC7E9A9B924.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B0F3BB87_AA2A_779C_4186_3F24D7694999.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B11E6250_AA5E_50B4_41E4_1A2BD027BB46.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B11EB24E_AA5E_50AC_41DD_A1E9278AB8F4.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B11F4255_AA5E_50BC_41B3_143416ADB6EA.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B11FE252_AA5E_50B4_41DA_950483186F40.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B1280B93_AA67_F7B4_41A0_53734AE8AFBB.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B1282B99_AA67_F7B4_41E2_A9D66C4DAD5F.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B1288B90_AA67_F7B4_41E0_0E1B73859F80.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B128BB97_AA67_F7BC_41E2_E2291204CD15.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B129AB95_AA67_F7BC_41E4_91F8C98D51F1.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B129BB9C_AA67_F7AC_41AB_F24AE9C26126.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B1370B8E_AA67_F7AC_41DE_0FFA4D7C1CA4.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B1798CC9_AA5A_7194_41DD_42040B5A5FFE.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B17ACCC7_AA5A_719C_41CE_A3BABB325043.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B180EAD2_AA66_51B4_41DC_E8925E83A213.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B1821AD7_AA66_51BC_41E1_6E1A4E427B17.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B1822ADE_AA66_51AC_41D5_133733FF7841.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B1822AE4_AA66_519C_41BB_862C51EC49BA.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B182AAD9_AA66_51B4_41E3_C186D03DF662.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B182BAE0_AA66_5194_41D8_59A672474811.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B1839AD5_AA66_51BC_41C9_3CC6FACEBF52.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B1839ADB_AA66_51B4_41D7_C1CD6D0DA08F.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B1854AE2_AA66_5194_41D2_CA6AF3C7943E.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B18D0C54_AA7F_B0BC_41E1_4E27D80F8338.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B19C2AEC_AA7B_D16C_41BD_C4A03C409AA4.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B19C6AE6_AA7B_D19C_41CB_1E6F40B3E546.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B19C9AEA_AA7B_D194_41E1_E4A93C189085.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B19CCADD_AA7B_D1AC_41CC_E4F8B81ADE40.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B19CCAE3_AA7B_D194_41B7_7DEFB0D853D9.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B19E1AD8_AA7B_D1B4_41BF_125332649A9D.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B19E3ADF_AA7B_D1AC_41B4_C435D97D80A5.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B19EEAD5_AA7B_D1BC_41BF_2B9272AA85B5.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B19F7AE8_AA7B_D194_41D1_3952A7787EDF.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B19FAADA_AA7B_D1B4_41E2_46293F843137.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B19FBAE1_AA7B_D194_41DA_B7CCE893C547.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B1A55875_AA6A_B17C_41D4_26427BE9AA18.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B1A9AD12_AA6A_D0B4_41CB_E7FE502A4431.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B1ACD4DD_AA6A_D1AC_41D7_9C93FEBE0BD2.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B1AD54E0_AA6A_D194_41D6_537C74D1AB92.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B1AFA4DB_AA6A_D1B4_41B1_7987E45FFCDC.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B1B345FD_AA7E_F36C_41BF_2209A1C9459B.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B1B3B985_AA67_B39C_41D6_49BD304A07AF.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B1B48988_AA67_B394_41D5_FFC76C6FF25F.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B1C0713D_AA27_F0EC_41D5_B0E7BEF0A32D.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B1C2C140_AA27_F094_41D0_A5EB680D482A.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B1C38142_AA27_F094_41A5_89FC8D7D0779.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B1C45144_AA27_F09C_41E5_393027666C55.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B1C49147_AA27_F09C_41C5_C93F7434EF52.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B1C54149_AA27_F094_41DD_7070D267A63B.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B1E02734_AA69_D0FC_41D1_87082693E599.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B1E0772D_AA69_D0EC_41E2_F18A53963B6F.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B1E08725_AA69_D09C_41B1_D389AD2F02D3.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B1E10723_AA69_D094_41E0_A955ED94A5AD.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B1E1172A_AA69_D094_41E0_6A113E43C835.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B1E1F720_AA69_D094_41CB_3012A37E7F3E.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B1E30731_AA69_D0F4_41D5_8C1C554EA7C8.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B1E31738_AA69_D0F4_41CC_B44E8C982284.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B1E39736_AA69_D0FC_41DC_EDEF4646D681.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B1E3A72F_AA69_D0EC_41D4_271392C139A9.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B1E3E728_AA69_D094_41D2_49D4AF467A29.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B211AB29_AADA_D094_41E0_F3FCEE2429A7.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B213BB26_AADA_D09C_41A9_2B00221D18A4.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B2157B30_AADA_D0F4_41E1_E20A006D68ED.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B219EB17_AADA_D0BC_41DF_5F70D43BF622.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B21A3B10_AADA_D0B4_41E0_5F3F28A6E92D.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B21CDB1E_AADA_D0AC_41E1_251AED6F61FB.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B221DB06_AADA_D09C_41CC_866244E137FB.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B222CAFE_AADA_D16C_41A0_7D1314900E97.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B224BB08_AADA_D094_41BE_13AFF3590EA1.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B22F3AF7_AADA_D17C_41D9_7280F1D0DC36.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B25457E7_AA6A_7F9C_41BF_543590F5FE32.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B25487E5_AA6A_7F9C_41E2_F17E5C2B3026.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B25825E3_AA6E_7394_41D1_7C3CD3AA04D4.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B2583EC8_AA2B_D194_41CB_98E4FAB20198.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B2583ECE_AA2B_D1AC_41C1_2D16BB523356.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B25895E1_AA6E_7394_41C5_79F9856A0773.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B258A5CC_AA2E_53AC_41E0_1BAE0AFC3BE4.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B258CEC5_AA2B_D19C_41D9_81F4C9F7E3BC.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B2590ECC_AA2B_D1AC_41CB_87CFAEF6E193.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B2590ED3_AA2B_D1B4_41D0_93C9B2A0178D.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B2599ED1_AA2B_D1B4_41C2_F654D72B3D60.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B259BECA_AA2B_D194_41D6_7BB0B8C0AD47.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B25A3696_AA39_B1BC_41A3_12D6CA051D6F.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B25A65D3_AA2E_53B4_41DF_D97648D2B9CE.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B25A85DA_AA2E_53B4_41E4_F57471C0E06C.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B25B47EC_AA6A_7F6C_419B_9CE2F3AF4ACE.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B25B55CE_AA2E_53AC_41E3_9A4596FBCBBC.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B25B55D6_AA2E_53BC_41CD_5627F995AC52.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B25BA5E6_AA6E_739C_41DD_7F8A2C22D9D1.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B25BC7E9_AA6A_7F94_41C2_13D08D7AAD36.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B25BD5D1_AA2E_53B4_41D5_D4A9257E243E.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B25BF5D8_AA2E_53B4_41E0_8E02E2BE976D.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B2700893_AA5B_B1B4_41D7_039476D3E7C1.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B270089A_AA5B_B1B4_41DF_45958D4E2818.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B270B891_AA5B_B1B4_41B3_99EB95EEED85.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B271089F_AA5B_B1AC_41DF_5B03B1DA8472.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B2717898_AA5B_B1B4_41D0_E489D1BC7AB4.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B2718896_AA5B_B1BC_419E_6DBF574E4714.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B271F89C_AA5B_B1AC_41D1_017108466DC2.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B2782977_AA5A_537C_41E4_34D8B1E8FE74.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B2783972_AA5A_5374_41C2_5CF738D31BC0.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B278939B_AA5E_57B4_41D4_3C1B3DBFF0F6.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B279D399_AA5E_57B4_41D4_CF1DDCF78879.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B279F979_AA5A_5374_41E4_F075BD5EF40C.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B27A13A0_AA5E_5794_41C3_62DD0BED69E3.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B27A13A4_AA5E_579C_41C9_D96AE9BA7C94.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B27A996B_AA5A_5094_41D2_661C720A02A9.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B27AD3A7_AA5E_579C_41E5_40FB398624EA.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B27B43A2_AA5E_5794_4183_FC92E567D50B.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B27B539E_AA5E_57AC_41CC_796FAEDED42F.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B27B6970_AA5A_5374_41DC_801EC81B420B.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B27B6975_AA5A_537C_41D2_50DC4477180D.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B27BB96E_AA5A_536C_41BB_AB6C423D3B3B.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B27F2241_AAD9_B094_41E2_85F61F9971BF.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B28313AE_AA3F_F7EC_41CE_89788ACC311F.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B29C43B4_AA3F_F7FC_41D6_6FDF119D4E99.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B29C53B0_AA3F_F7F4_41D8_9B59F6ECB414.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B29D83B2_AA3F_F7F4_41E5_4982BDE8DBBF.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B29DA3B6_AA3F_F7FC_41C9_A7D185518E3D.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B2BF0FB3_AAFE_AFF4_41CC_32A4C5A2D6CF.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B308FD5A_AADE_50B4_41CF_F03AFF8C03B4.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3092D5F_AADE_50AC_41C5_515B423FF7D1.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B3093D65_AADE_509C_41DC_4E6785BC4A4A.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B3094D6C_AADE_536C_41E3_1CD7283D915E.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B309AD5C_AADE_50AC_41A7_248F3D63AF99.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B309BD63_AADE_5094_41E0_DE979A923830.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B30A5D6A_AADE_5094_41BA_CEEC12422B91.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B30ABD61_AADE_5094_41DA_EB97F8A21AF2.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B30ADD67_AADE_509C_41D9_5BD313919B81.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B30ADD6E_AADE_536C_41D0_89CB91956AD4.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B314CD0E_AAE6_F0AC_41E5_13B40E2D72B6.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B3171D10_AAE6_F0B4_41E3_8E0D6BAC38CD.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B3179D12_AAE6_F0B4_41E0_6D61A9D76676.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B32235F6_AAEE_D37C_41E5_0A92836F5AD6.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B32817CD_AA29_DFAC_41D1_496E68C61871.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B32827D5_AA29_DFBC_41BE_797AA60FA3F9.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B328E7CB_AA29_DF94_41C6_68867E1B8DC8.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B329260C_AE2A_50AC_41B0_1D66DD125A0B.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B32D0C85_AA7B_B19C_41D8_1C18940A2C4F.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B32D1E8E_AA27_B1AC_41C3_CD2DF207D854.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B32D65F8_AAEE_D374_41D4_52351247373F.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B32E57DB_AA29_DFB4_419F_F0C9597E5058.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B32E6E90_AA27_B1B4_41E2_F956C445F886.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B32E6E98_AA27_B1B4_4193_3FCF2F098511.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B32E77E1_AA29_DF94_4178_7A929E8A2541.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B32EC7D9_AA29_DFB4_41D0_9BDDADF32FC3.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B32ED60F_AE2A_50AC_41A3_9989BC6189B1.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B32ED7DF_AA29_DFAC_41DD_0FD71A8A2E8A.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B32F27D2_AA29_DFB4_41E1_2E9D3C962D6D.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B32F47DD_AA29_DFAC_41DA_382520C730B9.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B32F4E9C_AA27_B1AC_41D1_62B28957B69E.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B32F4EA2_AA27_B194_41DD_A508FD63C2AC.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B32F5E95_AA27_B1BC_41C5_9D7818C6EF46.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B32F97D0_AA29_DFB4_41B4_E02C397A19A6.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B32FA7D7_AA29_DFBC_41E3_AD467B4D3268.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B32FDEA0_AA27_B194_41C6_049774B369F1.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B32FEE93_AA27_B1B4_41D2_A2573C747F93.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B32FEE9A_AA27_B1B4_4172_52255811D693.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B330BEA5_AA27_B19C_41E3_E1C851B6A649.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B330CE9E_AA27_B1AC_418D_BA10D1DBED82.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B3326D0E_AE3E_D0AC_41BB_5544C660CA33.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B334754B_AA2A_D094_41C0_5FB612CA05D3.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3347551_AA2A_D0B4_41D8_A2042FC9800C.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B334C553_AA2A_D0B4_41D5_47A5AF62D955.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B334F54D_AA2A_D0AC_41DA_850BCD0C6847.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B336553C_AA2A_D0EC_41D2_93C8F9ED2439.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B336853F_AA2A_D0EC_41C5_9CC06F15DB02.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3369546_AA2A_D09C_41D5_CF6ADD7EFC48.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B3370542_AA2A_D094_41D8_FD5E1307FB5B.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B3371548_AA2A_D094_41D2_90718AB6D057.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B3379544_AA2A_D09C_41C4_1855C5722B72.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B337E54F_AA2A_D0AC_41DD_6843433F7215.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B342EA60_AAFA_D094_41D5_6B3D9AF717E1.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B3436A63_AAFA_D094_41E1_59ABC2EA6B25.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B344382C_AE26_70EC_41D0_FE9246C234B1.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3445E31_AAEE_70F4_41E0_1679CB130827.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B3446674_AAEB_D17C_41C6_D2A1C3A0B86B.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B3457679_AAEB_D174_41E5_31F3F48C2AD8.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B3457E2F_AAEE_70EC_41D7_CF291223B25F.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B345AA5E_AAFA_D0AC_41CF_B38131930C91.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B345E676_AAEB_D17C_41D1_3B54CCCDC708.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B3471E34_AAEE_70FC_41E3_9AF15A3EB6C1.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B347FE36_AAEE_70FC_41E0_7E5D2403F5CD.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B34858F5_AADB_D17C_41DB_69AA84DEC629.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B3486E01_AAF9_B094_41CC_F92A9F489D3A.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3489DFF_AAF9_B36C_41CC_B98F0B6DC7BF.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B34958FA_AADB_D174_41D6_86F380B0AE21.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B349D8F8_AADB_D174_41DB_AFE0C8A3A28C.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B34BFDBB_AE2E_73F4_41E1_0E700C9B6B6B.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B34C4DF7_AE39_B37C_41D6_818E95A5302B.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B34CCDF5_AE39_B37C_41E1_46F6FA81120E.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B34D4502_AADE_7094_41A9_D57CF68C5A72.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B34D7DF2_AE39_B374_41E4_06B2BA33E30E.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B35234FE_AADE_716C_41DB_6A154528BF9A.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B352C500_AADE_7094_41C6_2F4BE1235290.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B352F512_AAD9_B0B4_41E2_345E42371C05.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B3537510_AAD9_B0B4_41DA_063C75C37319.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B353B50D_AAD9_B0AC_41DA_1A2534E1EB50.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B3557328_AAEA_F094_41E2_0E6774A2473A.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B355F32B_AAEA_F094_41E1_F909E016CFB0.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3565323_AAEA_F094_41E2_08194BA2733B.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B356C32D_AAEA_F0EC_41D2_F945CAEC6C51.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B356E326_AAEA_F09C_41E3_543F7E3AD2DF.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B361373D_AAEA_B0EC_41A9_92D08FC9CDF5.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B3624738_AAEA_B0F4_41DB_6F9E103BAEBB.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B362C73B_AAEA_B0F4_41CC_DA6C74835925.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B363F736_AAEA_B0FC_41E4_B2F83E42F63E.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B3640C78_AA3A_5174_4181_B18A96E78456.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B3647C73_AA3A_517B_41DC_19EC5EBAA699.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B3648C7A_AA3A_5174_41DA_CD6A030E1461.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B364BC81_AA3A_5194_41E2_A030DEF9656F.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B3650C76_AA3A_517C_41D4_06566D78D9A6.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3652C7C_AA3A_516C_41D7_332535D4700A.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B365AC7F_AA3A_516C_41C5_6EA3DE73EB08.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B365BC85_AA3A_519C_41D8_E43BE34EB2D4.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B3674C6F_AA3A_516C_41E4_8D8586BA01AD.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B367FC71_AA3A_5174_41E4_C398014206B5.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3694576_AAFA_F37C_41D1_663EF2598916.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B370BE7C_AA26_716C_41C3_35339F1DF543.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B372DE7E_AA26_716C_41D6_F2E453477F8F.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B37469E3_AAE6_5394_41CD_CF26E5AD0DC8.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B374E9E0_AAE6_5394_41DA_5B5DEB1CFE13.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B37539DE_AAE6_53AC_41E0_B6CD7F27C7F9.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B376EB9B_AE2A_57B4_41E4_89D7643F1096.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B377C89E_AE3F_D1AC_41E4_3B302AAA09DC.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B3781789_AAE9_DF94_41BE_DE63B2DAFE9C.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B37821C6_AE2E_B39C_41B9_4EA4EDFD28E5.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B37831C2_AE2E_B394_41A1_5A2F7636AA76.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3789787_AAE9_DF9C_4184_C2EA394CF1D8.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B378E1C8_AE2E_B394_41D0_C5FC972FE943.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B37901C0_AE2E_B394_41E0_24DF78D985B6.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B37901C4_AE2E_B39C_41D3_A80BC5526F56.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B3796785_AAE9_DF9C_41A9_743D31960CB2.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B37C41AA_AE2E_B394_41DB_1D92E2585675.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B37E4E7A_AA26_7174_41B6_94DE3524A731.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B37E51B7_AE2E_B3FC_41E1_5A688AEEDFE5.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B37E71B1_AE2E_B3F4_41D5_9D96FE20C8AA.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B37EA1BE_AE2E_B3EC_41D1_2C9135CCC72D.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B37EC1B9_AE2E_B3F7_41B5_BA0A2A194368.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B37F01B3_AE2E_B3F4_41E1_CCDAC15AC4F9.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B37F31AC_AE2E_B3EC_41E2_9507BA0F9888.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B37F91AE_AE2E_B3EC_41D2_08F550BB1ED6.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B37FC1BC_AE2E_B3EC_41DD_A9902DE278F0.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B37FE1B5_AE2E_B3FC_41D3_6FF1307BC30C.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3A01E03_AE3A_7094_41D0_F08A3928CD4E.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B3A03DC3_AE2A_5394_41E3_5D91F3B14D2A.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3A03E0A_AE3A_7094_41DD_3A94F2BA56DC.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3A04E10_AE3A_70B4_41D3_23D9722C12E5.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B3A0AE0C_AE3A_70AC_41AE_29294F16609D.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B3A0DE15_AE3A_70BC_41DB_169B831B164A.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B3A0EE12_AE3A_70B4_41DC_C7572297A68A.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3A15DBB_AE2A_53F4_41C4_C31E01BAA1F0.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3A19E13_AE3A_70B4_41CD_BD7D96BF84D0.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B3A19E17_AE3A_70BC_41D7_2622BCFF4E7E.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3A24DFC_AE3A_736C_41D9_6C9A63526B7E.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B3A2EE05_AE3A_709C_41E3_4462E255D17B.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3A2FDFF_AE3A_736C_41B7_BE3E5F40E92A.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B3A37E01_AE3A_7094_41E2_92DD2131EC08.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B3A39E08_AE3A_7094_41E0_B6FC7F13BE8D.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B3A3AE0E_AE3A_70AC_41DB_154FA0B3BE6D.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B3A76DD8_AE2A_53B4_41A3_F3A3D1CD9C70.html =
あまねきとき (第5回卒業成果展優秀賞)
 春田 紗良
 東京藝術大学大学院
 
「二柱の神さまスーペとポルルゥ・カンは、魔女と一緒に川を下りました。」
この作品では、書記素色覚を用いることで、文字から知覚される色(シキ)と形(ケイ)を、画面上の色として定着させています。揺れ動く色を形として浮かびあがらせ、ばらばらだった言葉が画面上で色となり像を結ぶ瞬間の前後を描いた作品です。  
技法:色鉛筆画
材料・素材:色鉛筆、ホワイトワトソン紙、パネル
サイズ:1000mm×1000mm
htmlText_B3A78DD0_AE2A_53B4_41D0_8B1F50F63368.html =
盆の外庭 (第5回卒業成果展大賞)
 片野 莉乃
 多摩美術大学大学院
  
 夏に飼っていた金魚を埋めた実家の庭を訪れました。
 身に沁みる情景でした。
 
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、箔、雲肌麻紙、木製パネル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B3BC2E1C_AE3A_70AC_41B2_48A232AF36EA.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B3BC5E1F_AE3A_70AC_41D6_C0F8813AE83F.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B3BD5E21_AE3A_7094_41E3_EBF32567CAE7.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B3BE5E19_AE3A_70B4_41E0_D75D46C70ACA.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B3BF6E1A_AE3A_70B4_41D5_88F586D724DD.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B3BF9E1E_AE3A_70AC_41E3_B25961C2A64C.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B3DC798A_AAD9_D394_41C8_AD33375C688F.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B3E3739D_AAE6_B7AC_41C6_68ABAF502E2D.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B480B9B4_A9DA_53FC_41D7_7D58AEC0B35E.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B480D9B0_A9DA_53F4_41D4_543EDFD3DFFB.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B48159B8_A9DA_53F4_41E0_F8660FDE6C26.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B48199B2_A9DA_53F4_41D1_6ADBDF03FF22.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B481A9B6_A9DA_53FC_4199_37BCB0824F29.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B48239AC_A9DA_53EC_41E0_F770FBB9F0EE.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B48259A1_A9DA_5394_41C7_2D954929E191.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B48269A8_A9DA_5394_41E1_74B7689907B0.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B482B99F_A9DA_53AC_41E3_8763348E118B.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B482D9A6_A9DA_539C_41E0_9A865340BE9B.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B48319AE_A9DA_53EC_41BE_934A17CC593C.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B483F9AA_A9DA_5394_41D3_1D6CA1F17A7B.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B48469C1_A9DA_5394_41E2_2B6312EEEBE2.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B48659BA_A9DA_53F4_41BF_89F5204D4959.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B48749BC_A9DA_53EC_41E5_20E2AFBA0C75.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B48779BF_A9DA_53EC_41CF_1C6E6C19B2D6.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B487A9BD_A9DA_53EC_41D3_D8516EC7067C.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B48D399C_A9DA_53AC_41E4_F54E66D35475.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B48D49A4_A9DA_539C_41D5_1AD3CA9977EE.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B48DB99A_A9DA_53B4_41D6_0046A5D7FDBC.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B4D408C5_A9EA_719C_41DB_2AAD0D5D030E.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B4D548CA_A9EA_7194_41D7_088514CFFF48.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B4D588C7_A9EA_719C_41D2_6897F755A6AB.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B4D5E8CF_A9EA_71AC_4192_3113DB89A1BD.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B4D808DE_A9EA_71AC_41C7_9814067A9714.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B4D808E2_A9EA_7194_41CB_8790498F3E1F.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B4D9F8E4_A9EA_719C_41DB_F0B6E11950D4.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B4DA28D3_A9EA_71B4_41BE_1918A7A25086.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B4DA98D1_A9EA_71B4_41DF_E8BE69FA8C57.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B4DAD8D8_A9EA_71B4_41CC_182DE7D78FAD.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B4DAE8CC_A9EA_71AC_41C4_47E5A083BA77.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B4DB58E0_A9EA_7194_41CC_338797C34ADC.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B4DB98DA_A9EA_71B4_41C5_99DD86CF9AF8.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B4DBD8D6_A9EA_71BC_41D0_DD7ECD068C26.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B4DC08EE_A9EA_716C_41E5_53D474CC7CF7.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B4DDE8F0_A9EA_7174_41E1_FBA31DB6B9E1.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B4DE48EB_A9EA_7194_41C3_A2CBAFD0220A.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B4DEE8E6_A9EA_719C_41D3_42AC5033C823.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B4DF58EC_A9EA_716C_41CD_CE34DD14B9B9.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B4DFD8E9_A9EA_7194_41B2_F4478745CC27.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B4F7CEA7_A9EA_519C_41CE_4E9DD6EA8E2F.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B5130969_A9E7_B094_41C4_D26179AFEFEF.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B514596B_A9E7_B094_41D7_46200E32E46E.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B5153970_A9E7_B374_41CD_A310D6B69DAF.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B515D96D_A9E7_B36C_41B8_BCA28DA9DC42.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B524C763_A9FA_F094_41E1_EF2F19FDBC58.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B525B760_A9FA_F094_41C1_956D45286F82.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B5262B8B_A9DB_B794_41C4_425C9FA6590F.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B5263B85_A9DB_B79C_41B7_BD13C63616A3.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B5264B80_A9DB_B794_41CF_4C01CC2E9B96.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B526FB7E_A9DB_B76C_41DB_9F523064C936.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B5270B89_A9DB_B794_4199_57B4FB05F98B.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B5274B90_A9DB_B7B4_41D9_F24152959987.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B5278B8E_A9DB_B7AC_41C0_802B67C8DB71.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B527AB87_A9DB_B79C_41E3_99E91C6DD108.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B5295B83_A9DB_B794_41D3_D5D5A739DC1C.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B5297B7C_A9DB_B76C_41C6_F2EAD5EC8B9E.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B5298B79_A9DB_B774_41BE_E8F3293E8D22.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B52B4000_A9FA_7094_41C2_5D3EB1535E60.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B52C1CCA_A9FA_5194_41DD_4EDDC2D57677.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B52C9CCD_A9FA_51AC_41D9_72A559C4AA11.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_B52EE1F0_A9E6_5374_41BD_C08ADEB17098.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B52F5CC7_A9FA_519B_41CC_3FF6FA9723FC.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_B52F61ED_A9E6_536C_41CB_470B20C207A2.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B52FB1EB_A9E6_5394_41C6_2DB1B98AD32E.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B53B4766_A9FA_F09C_41DA_37EC4C4D1430.html =
 石川 総一郎 
 筑波大学大学院
 
このモチーフは修了間際に訪れた江ノ島の海岸にて出会った。
その後世界史に刻まれるような出来事が起き、日々の生活していく中で「死」について考える時間が増えた。
一見ネガティブに思えるカラスの死骸は吉兆や幸運をもたらす象徴であり、それは今の世界情勢とその先にある希望が重なり合うような感覚があり、作品に現した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B53BE768_A9FA_F094_41E2_6B86FBAEBB15.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B5507231_AA2A_50F4_41E1_2425B71A7075.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B5512234_AA2A_50FC_41C3_464B4EAEFDCA.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B551323B_AA2A_50F4_41E1_5363D93EC244.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B551823E_AA2A_50EC_41C8_69109C700318.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B551A236_AA2A_50FC_41A4_0BC1F7194085.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B551E244_AA2A_509C_41E2_107D815913E7.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B5538DD8_A9EF_F3B4_41D9_DC45CC7DDC79.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B55A9DFD_A9DF_D36C_41E3_96696728AB36.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B55BEE00_A9DF_D094_41DA_9E8C40C90F8C.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B55C5DDC_A9EF_F3AC_41D6_0CE69AF8D877.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_B55C7DE3_A9EF_F394_41E1_5578FB4D0DA3.html =
暁闇の世界樹
髙瀨 実穂子
 女子美術大学大学院
 
澄んだ空気の夜明けに感じる、希望と物語の幕開けをイメージしました。大樹を中心とした草花、菌類、鉱物は自然の雄大さを表現しています。
複数の銅版画技法を、一つの版の中で組み合わせることで、新たな画面づくりを目指しました。複数のインクを混ぜた独特の青緑に、パール粉を混ぜ、水面と空に淡い煌めきを与えました。
技法:版画
材料・素材:インク、パール粉、和紙
サイズ:800mm×675mm
htmlText_B55CB0FF_A9EA_516C_41D0_42C4815E90D4.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B55CCDE1_A9EF_F394_41D4_B1D6F69877E4.html =
あなたに
 村上 亜希
 筑波大学大学院
 
大学院ではアポロとダフネの物語を題材に制作してきました。
アポロの愛を拒絶していたダフネも、樹へ変化してもなお自分を求めるアポロを受け入れる、その変わることのない愛情の物語に惹かれ描いてきました。のちにアポロの頭部を飾る月桂冠をイメージしダフネが変身していく場面です。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B55CDDDA_A9EF_F3B4_41E4_6C06A5A6AFCE.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B55D9DE9_A9EF_F394_41D9_1C25D005C72D.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_B55DEDE5_A9EF_F39C_41CE_B23B507E8095.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B55DFDDF_A9EF_F3AC_41D9_5BB2B6AF8628.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B55E0238_AA2A_50F4_41D1_1D2315E1FD4D.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_B55E1240_AA2A_5094_41CE_99CE72F04C0A.html =
プロローグ
 野中 美里
 武蔵野美術大学大学院
 
この作品の風景は存在しません。私自身が実際に行ったことのある風景を何枚もトレーシングペーパーに線で描きおこし重ねていきます。そこから構成し1つの風景をつくりだし画面に入ります。私は絵の中で新しい場に出逢うような感覚で制作しています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、テンペラ、木製パネル
サイズ:1167mm×803mm
htmlText_B55E3DED_A9EF_F36C_41D7_12ACFE85777B.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B55E4246_AA2A_509C_41E2_EFD4109856FD.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B55E70FA_A9EA_5174_41D6_6002AC3FB42E.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_B55ECDEB_A9EF_F394_419E_80E2993D9F92.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B55EDDE7_A9EF_F39C_41E1_7460D79082F4.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B55EE242_AA2A_5094_41D3_EF32314416D8.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B55F30FD_A9EA_516C_41BA_201F4D813715.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_B55F3248_AA2A_5094_41A3_F198C456703D.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B55F7DEF_A9EF_F36C_41BD_CAE2B33FD2E2.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B55FC24A_AA2A_5094_41D9_5DABB4A12FD7.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B56CEA65_A9E6_D09C_41D9_E4645ED10E52.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B56F1A67_A9E6_D09C_41CD_E4D5D3B861C4.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_B8305EEF_A9FA_D16C_41D1_F79EA8B44CD3.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B842E6FC_AA26_B16C_41D7_D9FBBB95B125.html =
あまねきとき (第5回卒業成果展優秀賞)
 春田 紗良
 東京藝術大学大学院
 
「二柱の神さまスーペとポルルゥ・カンは、魔女と一緒に川を下りました。」
この作品では、書記素色覚を用いることで、文字から知覚される色(シキ)と形(ケイ)を、画面上の色として定着させています。揺れ動く色を形として浮かびあがらせ、ばらばらだった言葉が画面上で色となり像を結ぶ瞬間の前後を描いた作品です。  
技法:色鉛筆画
材料・素材:色鉛筆、ホワイトワトソン紙、パネル
サイズ:1000mm×1000mm
htmlText_B845A6FE_AA26_B16C_41D1_6C5C25AF122D.html =
盆の外庭 (第5回卒業成果展大賞)
 片野 莉乃
 多摩美術大学大学院
  
 夏に飼っていた金魚を埋めた実家の庭を訪れました。
 身に沁みる情景でした。
 
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、箔、雲肌麻紙、木製パネル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B8852A08_A9EA_5094_41DC_BEA04EF3B019.html =
あまねきとき (第5回卒業成果展優秀賞)
 春田 紗良
 東京藝術大学大学院
 
「二柱の神さまスーペとポルルゥ・カンは、魔女と一緒に川を下りました。」
この作品では、書記素色覚を用いることで、文字から知覚される色(シキ)と形(ケイ)を、画面上の色として定着させています。揺れ動く色を形として浮かびあがらせ、ばらばらだった言葉が画面上で色となり像を結ぶ瞬間の前後を描いた作品です。  
技法:色鉛筆画
材料・素材:色鉛筆、ホワイトワトソン紙、パネル
サイズ:1000mm×1000mm
htmlText_B89E7422_AA26_D094_41D8_10F88B7C0B2D.html =
盆の外庭 (第5回卒業成果展大賞)
 片野 莉乃
 多摩美術大学大学院
  
 夏に飼っていた金魚を埋めた実家の庭を訪れました。
 身に沁みる情景でした。
 
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、箔、雲肌麻紙、木製パネル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B89EB896_AA5E_51BC_41C7_B02333E80CD3.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B8A32DCF_AA39_D3AC_41AA_1D4B45C4234F.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B8C94ABC_AA5E_D1EC_41C3_B7CAAE0ACAFB.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B8CF9AB9_AA5E_D1F4_41C6_701D4050A541.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B8D5D77A_AA5A_DF74_41E0_2520161ADED6.html =
あまねきとき (第5回卒業成果展優秀賞)
 春田 紗良
 東京藝術大学大学院
 
「二柱の神さまスーペとポルルゥ・カンは、魔女と一緒に川を下りました。」
この作品では、書記素色覚を用いることで、文字から知覚される色(シキ)と形(ケイ)を、画面上の色として定着させています。揺れ動く色を形として浮かびあがらせ、ばらばらだった言葉が画面上で色となり像を結ぶ瞬間の前後を描いた作品です。  
技法:色鉛筆画
材料・素材:色鉛筆、ホワイトワトソン紙、パネル
サイズ:1000mm×1000mm
htmlText_B9259CCA_AA79_B194_41D0_94EF63A790A7.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_B96B3B1D_AA79_B0AC_41E2_B9290AAF92FC.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_B989296E_AA66_D36C_41D0_1D1292EDB1B3.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B98FED84_A9FA_539C_419F_65110D1D89A7.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_B9AD8931_AA67_D0F4_41E1_881C80D76FEA.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_B9B7FC73_AA6A_D174_41B6_DD9B50094330.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_B9D45827_AA6A_509C_41DB_DD5FAB9EA6E1.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_BB3DF718_AA3F_B0B4_41E2_9657E087608B.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BB3F0917_AA39_F0BC_41C0_38F94CDA6472.html =
あまねきとき (第5回卒業成果展優秀賞)
 春田 紗良
 東京藝術大学大学院
 
「二柱の神さまスーペとポルルゥ・カンは、魔女と一緒に川を下りました。」
この作品では、書記素色覚を用いることで、文字から知覚される色(シキ)と形(ケイ)を、画面上の色として定着させています。揺れ動く色を形として浮かびあがらせ、ばらばらだった言葉が画面上で色となり像を結ぶ瞬間の前後を描いた作品です。  
技法:色鉛筆画
材料・素材:色鉛筆、ホワイトワトソン紙、パネル
サイズ:1000mm×1000mm
htmlText_BB40F497_AA2F_B1BC_41DD_5A69A632AC82.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BB411B31_AA2A_50F4_41B8_FF7ED1C5ADF8.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BB413EE0_AA2A_5194_41E2_8E9856D6757D.html =
あまねきとき (第5回卒業成果展優秀賞)
 春田 紗良
 東京藝術大学大学院
 
「二柱の神さまスーペとポルルゥ・カンは、魔女と一緒に川を下りました。」
この作品では、書記素色覚を用いることで、文字から知覚される色(シキ)と形(ケイ)を、画面上の色として定着させています。揺れ動く色を形として浮かびあがらせ、ばらばらだった言葉が画面上で色となり像を結ぶ瞬間の前後を描いた作品です。  
技法:色鉛筆画
材料・素材:色鉛筆、ホワイトワトソン紙、パネル
サイズ:1000mm×1000mm
htmlText_BB41EF9F_AA2E_6FAC_41B9_26187691F8DD.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BB42B595_AA2A_53BC_4177_792E18D68B42.html =
あまねきとき (第5回卒業成果展優秀賞)
 春田 紗良
 東京藝術大学大学院
 
「二柱の神さまスーペとポルルゥ・カンは、魔女と一緒に川を下りました。」
この作品では、書記素色覚を用いることで、文字から知覚される色(シキ)と形(ケイ)を、画面上の色として定着させています。揺れ動く色を形として浮かびあがらせ、ばらばらだった言葉が画面上で色となり像を結ぶ瞬間の前後を描いた作品です。  
技法:色鉛筆画
材料・素材:色鉛筆、ホワイトワトソン紙、パネル
サイズ:1000mm×1000mm
htmlText_BB456D08_AA3B_D094_41D2_39DACA2592CE.html =
盆の外庭 (第5回卒業成果展大賞)
 片野 莉乃
 多摩美術大学大学院
  
 夏に飼っていた金魚を埋めた実家の庭を訪れました。
 身に沁みる情景でした。
 
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、箔、雲肌麻紙、木製パネル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BB48CD89_AA3A_D394_41B9_6C3C902D2135.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BB4B6463_AA2A_5094_41C7_9E697C8A7A20.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BB5A6A5E_AA29_D0AC_41DA_1E233BFA963E.html =
盆の外庭 (第5回卒業成果展大賞)
 片野 莉乃
 多摩美術大学大学院
  
 夏に飼っていた金魚を埋めた実家の庭を訪れました。
 身に沁みる情景でした。
 
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、箔、雲肌麻紙、木製パネル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BB60C474_AA5A_B17C_41DA_B38808879E58.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BB6FF530_AA5B_F0F4_41CF_8450E2762D2B.html =
盆の外庭 (第5回卒業成果展大賞)
 片野 莉乃
 多摩美術大学大学院
  
 夏に飼っていた金魚を埋めた実家の庭を訪れました。
 身に沁みる情景でした。
 
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、箔、雲肌麻紙、木製パネル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BB783A6C_AA27_D16C_41DC_072679266DCF.html =
鯉昇り(第5回卒業成果展理事長賞)
 國府田 姫菜
 東北芸術工科大学大学院
 
日本昔話「雪姫・紅葉姫」と中国の「登竜門」伝説が題材です。どちらも鯉が厳しい環境を越えていくお話です。それを作中では鯉が紅葉の中から空に昇る姿で表現しています。振り向く女性は紅葉姫をイメージしており、彼女から作品の世界が広がるようにしています。
 
技法:油画
材料・素材:油絵具、ジェッソ、パネル
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BBEC7984_A9E7_D39C_41D8_170647813A73.html =
盆の外庭 (第5回卒業成果展大賞)
 片野 莉乃
 多摩美術大学大学院
  
 夏に飼っていた金魚を埋めた実家の庭を訪れました。
 身に沁みる情景でした。
 
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、箔、雲肌麻紙、木製パネル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BC142CAB_AA69_D194_41BB_916970201DDD.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_BC150CA9_AA69_D194_41BD_DB7F2448C966.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_BC4AE2E9_AA66_5194_41C9_5FD172B0003C.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_BC4C62ED_AA66_516C_41D8_5734ADCFB77E.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BC4DB2EB_AA66_5194_41C2_314E41B061C8.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BC66D7ED_AA6A_FF6C_41E2_8125DB133013.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_BC67C7EB_AA6A_FF94_41BA_546EDC78D4A0.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BC7361E3_AA26_5394_41D9_CF4694D76877.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_BC7411E5_AA26_539C_41D5_AE544544AD85.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_BC74A1E7_AA26_539C_41D2_79DD329C63B0.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm
htmlText_BC7541E9_AA26_5394_41D9_67103C8C540C.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_BC84AF78_AA29_AF74_41A7_34C61BBE3A6F.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_BC85BF76_AA29_AF7C_41D2_6E1234F0E866.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_BC89D3D9_AA2A_57B4_41B8_5DA9FFAAB852.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BC8A53D7_AA2A_57BC_41B1_EF34990DA16E.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BC8AE3D4_AA2A_57BC_41D7_E61D73CFDBC7.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BC945608_AA2E_D094_41D7_C2EB09E3080C.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BC94860B_AA2E_D094_41DF_75E89DBF02C0.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BC95060D_AA2E_D0AC_41D9_F1BF96653A91.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BC99658E_AA66_B3AC_41E2_BEEE3CCA6065.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BC9CA91C_AA2B_D0AC_41D4_E9F798D5F557.html =
ペリカンと赤いドア
菊地 貴子
 東京藝術大学大学院
 
海が見える街、自由なペリカン
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、麻紙
サイズ:910mm×652mm
htmlText_BC9DF91E_AA2B_D0AC_41BD_76677F6DDC04.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BC9FB91A_AA2B_D0B4_41E2_A7E6D380FCF5.html =
森の中に
 佐藤 令奈
 愛知県立芸術大学大学院
 
森にいれば森を描きたくなる。
ここにいると、やはり森を描こうと思う。
環境によって生じる感覚や考えに身を任せる、私自身がそうであるように、作品はもちろんその登場人物たちも、周囲から切り離されて存在しているのではなく周りの環境と影響し合い一体となって存在する。
人の存在はそういうものだと思う。
技法:油画
材料・素材:μ-Ground、油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BCA11BEA_AADE_D794_41D8_616FBD99F3B1.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BCA24DA3_AA2A_D394_41BD_4D02B1392161.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BCA25BEC_AADE_D76C_41CF_74F393534DB0.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCA2DBEF_AADE_D76C_41CA_031609FFE3B1.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BCA49DA0_AA2A_D394_41E2_06CE2DD3EF5D.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BCA5CDA1_AA2A_D394_4173_FDE09FE21215.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCAD12B5_AADA_F1FC_41E3_1DBE9DAECBAB.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCAD92B7_AADA_F1FC_41E0_6A9921E74B3E.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BCAEB5DA_AA2F_B3B4_41CF_C6F4158D529C.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BCAEC2B3_AADA_F1F4_41C4_5890C0AD7F26.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BCAF35DD_AA2F_B3AC_41E0_92003A05AC70.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BCAFF5DB_AA2F_B3B4_41D1_81BEF9841B0F.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCB1335C_AA27_D0AC_41DE_CA739F7CFC89.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_BCB2435E_AA27_D0AC_41C8_4ABBD81A8E1E.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_BCB2B27C_AA5A_716C_41BE_9B63352CD946.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BCB3327F_AA5A_716C_41DD_241C84056185.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCB3A281_AA5A_7194_41D0_1AE9093AA879.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BCBDB354_AA27_D0BC_41E2_310A118F7AAA.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_BCBED357_AA27_D0BC_41DF_89A05327F4C3.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCBF8359_AA27_D0B4_41A8_4B4C15DDB7FB.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BCC018AE_AA5A_B1EC_41C2_057498FCB88E.html =
悶奇異心(モンキーマインド)
〜心猿に打ち克つために〜 
 長谷川 雅子
 東京藝術大学大学院
 
心理学用語に「モンキーマインド」というのがある。‬それは猿たちが頭の中でうるさく騒いでいる状態、雑念が頭にいすわった状態で脳が疲れやすい状態のこと。仏教用語では「意馬心猿」と表される。
 私は修士在学中に精神の不調を経験した。そのため、頭の中を暴れ回る猿たちに打ち克つための絵を描こうと思った。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル、パネル
サイズ:728mm×1030mm
htmlText_BCCB2C9F_AA5A_51AC_41D9_98BF3177460E.html =
駆けぬけるは春
 橋本 充智
 金沢美術工芸大学大学院
 
「草むらのなかに小さくなって入ってみたらどんな感じなんだろう」と思った幼少の体験を元に、草むらと草むらで暮らす小人や昆虫の様子を油彩で描いています。
草むらを眺める俯瞰の目線を再現する同時に、絵画のなかの小人を発見してもらい、この小人が何をしているのかを鑑賞者に解釈を委ねることで物語の付与と童心への回顧を狙っています。
技法:油画
材料・素材:油絵具、キャンバス
サイズ:910mm×1167mm
htmlText_BCDEE98A_AA29_F394_41C9_AD583A350865.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BCDFA988_AA29_F394_41D6_CD723C41B213.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_BCF974DC_AA2E_51AC_41DA_D48209BBAF50.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCF984D9_AA2E_51B4_41D2_7CFAE34E5E95.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_BCFA5C93_AADB_D1B4_41E1_F39403575025.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BCFAF4DE_AA2E_51AC_41CF_042D4087DC36.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BCFBDC95_AADB_D1BC_41DC_2AEECA22CD83.html =
いつか光に還るために 
 菊池 美咲
 金沢美術工芸大学大学院
 
不変的な物質に、人は永遠を投影する。真鍮に含まれる銅は、時の経過とともに酸素と化学反応を起こし、黒ずんだ皮膜を形成する。わたしたちは輝きを失い、変容することを恐れる。しかし分子構造の変化は、決して朽ち滅びる死と同義ではない。永遠とは変わらないことではなく、時とともにその姿かたちをかえながら存在を紡いでいくことなのだ。
技法:ミクストメディア
材料・素材:洋金箔、パネル
サイズ:1164mm×800mm
htmlText_BCFD2C90_AADB_D1B4_41DE_FE0C5A33B66C.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BD01C88F_AA5E_B1AC_41E0_CBC4B51BA84B.html =
緑雨
 近本 祐紀子
 東京学芸大学大学院
 
私は主として、新録の大樹表現に取り組んできました。大樹が、雨水や養分を軀全体から取り込み、それでもなお、倒れるか朽ちるまで成長し続ける樹木に尊敬の念と生きる上での力強さを感じます。一度形づくられた軀は後戻りできませんが、枝葉は光を求めて伸びてゆきます。そんな樹木に自分の人生が重なり合い、「私」となりました。
「緑」に想いを込めて。
 
技法:日本画
材料・素材:絵具、水干絵具、墨、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×910mm
htmlText_BD069888_AA5E_B194_41E5_493900D16733.html =
また来年の春に
 赤澤 慶二郎
 東北芸術工科大学大学院
 
本作品は復活・再生の象徴とされる「花鹿」から着想した。鹿の角は春になると毎年生え変わり、より立派な角へと変化を遂げる。私達は今、当たり前の日々を取り戻すため、新しい常識を築こうとしている。そんな姿を、花鹿と次の季節に向かう蝶に投影した。
技法:油画
材料・素材:油絵具、石膏地、パネル
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_BDF02FB8_AA7A_6FF4_415B_7969D2CBC918.html =
GO with the FLOW
 山田 真実
 京都市立芸術大学大学院
 
“GO with the FLOW”ー流れとともに行く
モチーフは旅行先で購入したアロハシャツです。
版木の端から順に彫りあとを並べ、動きの積み重ねで波打つような布を描きました。この彫りの手順がまるで布を織り込むようにものをかたち作り、木版画独自の偶然性をはらんだ表現となることを試みた作品です。
技法:版画
材料・素材:水性木版、墨、和紙
サイズ:650mm×550mm
htmlText_BDF587C0_AA7E_5F94_41E2_7917CBCD0591.html =
花海、気層の上
 楊 喩淇
 京都芸術大学大学院
 
遠くから見る薔薇の海が雲海のような形になり、その上に飛ぶ揚羽蝶は、旅人のように花海を渡す。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、雲母、墨、金箔、高知麻紙、木パネル
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BE675102_AA6A_7094_41E3_8BB9DA3EEAA2.html =
火聚
 戸田 伸英
 金沢美術工芸大学大学院
 
三日月型の刃に罪人は貫かれ、火炎が巨大な柱となって盛んに燃えている。また、罪人は鋭い武器を持った獄卒に追い立てられ、逃げ惑う。
文献を読み、古の絵を見ることで、地獄の世界を逍遥する。
そうして、私がみた地獄を画面上に構成し直し、新らたな地獄絵をうみだす。
〈地蔵菩薩立像安置厨子扉絵〉に取材。
技法:日本画
材料・素材:天然岩絵具、墨、金属箔・泥、楮紙、絹
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BECAFB19_AA66_B0B4_41C3_1728E6940A9B.html =
さようなら (第5回卒業成果展奨励賞)
 髙橋 和麻
 多摩美術大学大学院
 
高尾山に群生する草花を描きました。
私の一貫する制作のテーマは「見えないもの」を画面上に可視化し、それを通して救われるような体験を与えるというものです。
今回の制作では、霊山としても名高い高尾山の草花の姿や色を借りて、そういったものを表現しようと試みました。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、金箔、金泥、高知麻紙
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BEEEE401_AA79_D094_41B5_A6F68C6AB64B.html =
息継ぎをする
 木内 あかり
 武蔵野美術大学大学院
外からの刺激に反応的になり、自身が覆われてわからなくなることへの嘆きを思って描いた作品です。生活の中では疎まれる負の感情を絵にすることで、それを受け入れたいという試みから生まれたものです。
技法:版画
材料・素材:銅版、シャルボネールエッチングインク、ハーネミューレ紙
サイズ:700mm×1000mm
htmlText_BEF658C7_AA66_519C_41E1_7429FCEFC9E7.html =
Un-Know
舒 顔
 東京藝術大学大学院
 
本作では、AIアシスタントとビッグデータに対する抗う意思を出発点として正常状態と闇状態二つバージョンを制作した。
ビッグデータ時代においてスマホが世界と繋がる最も重要な役目を負っている。技術が革新しつつ、Siriを代表としてのAIアシスタントさえの導入したため、生活を快適的に過ごしていると同時に、プライバシーに関する闇が生み出す。各端末から収集したデータを総サーバーに送って分析し、その最小限のデータがどのぐらい個人情報が含まれているのは我々全く知らない。気づかないところで社会基盤を作り変える技術が急速的に革新していく今日、私たちのプライバシーは如何にAI技術と共に生きていくのかを問い掛ける。
技法:ミクストメディア
材料・素材:スマホ、ライセンス書類、アクリル絵具、板
サイズ:100mm×65.2mm
htmlText_BEF718CA_AA66_5194_41DD_16F9FD70C1FA.html =
DNA identification
 江原 梨沙子
 東京藝術大学大学院
 
大学院を卒業すると同時に世界中がパンデミックにより想像もできなかった日常に変化した。古来より人間にとって絵画は、描くことで祈り、捧げ、人々を救済する力があるとされている。私は最古の絵画である壁画の古典技法を用いて、曼荼羅を制作した。この混沌とした日常を早く乗り越え、新たな日常になるよう祈りをこめて。
技法:フレスコ画
材料・素材:パネルにフレスコ、アクリル
サイズ:1167mm×1167mm
htmlText_BF51B1B6_AA69_B3FC_41E3_E8F053176D9A.html =
platform
小林 明日香
 多摩美術大学大学院
 
新宿駅大江戸線ホーム上の青い壁がモチーフ。
技法:日本画
材料・素材:岩絵具、墨、鉛筆、コンテ、箔、雲肌麻紙
サイズ:1167mm×850mm
htmlText_BF6E711E_AA69_B0AC_41BC_7B963713A393.html =
お蚕さん
 中田 日菜子 
 金沢美術工芸大学大学院
 
私が飼っているカイコを題材にした。
カイコは家畜化された昆虫で人間が世話をしないと生きていけない。
絹に、墨と少量の天然顔料を用いて描いた。
「裏彩色」や「ぼかし」など、絹本ならではの技法を取り入れた。
画材の魅力を活かし、愛情を込めて描いた。
技法:日本画
材料・素材:墨、天然顔料、膠、絹
サイズ:803mm×1167mm
htmlText_BF880720_AA7A_B094_418B_429987C39800.html =
距離
 吉積 惟代
 埼玉大学大学院
 
私が捉えている私以外の他者は、私自身の自己投影によって形作られているのだと思う。そのため、相手と物理的に離れ実際には会えなくても、私にとって親しい人は常に私の中で存在している。自己投影でできた他者像を、他者本人ではなく画面に投射することで、私が感じている自分と相手との精神的距離感を可視化したい。
技法:アクリル画
材料・素材:アクリル絵具、キャンバス
サイズ:727mm×1167mm
htmlText_BFD7CCDD_AA5E_71AC_41A1_1470EA8B36D4.html =
ねりもの
 木村 萌
 東京藝術大学大学院
 
伸縮性や結界といった、日本的な空間感覚を絵画に取り入れる試みをしています。
共犯性や相互の了解があって成り立つという感覚は、美術に限らず古くから生活に浸透してきた美意識だと考えています。描かれた無名のもたちが、見る人それぞれの物語に寄り添えるようなものになっている事を期待します。
技法:ミクストメディア
材料・素材:水彩絵具、水干絵具、墨汁、絹
サイズ:900mm×900mm